結婚や出産、子供の独立など住まいに変化が訪れるタイミングで注文住宅の購入を検討している方にとって気になるのが
・注文住宅を購入するにはいくら必要なんだろう?
・自分の年収で買ってもいいんだろうか?
・生活が苦しくならないか不安だな。
というお金の問題です。
私は現在、積水ハウスで注文住宅を建設中ですが、皆さんと同じようにお金の面で悩みました。
今回は注文住宅の購入価格、お金に関する不安を解消する方法について解説します。
- 注文住宅を建てるのにどれくらいのお金がかかるか知りたい人
- 自分の年収で買ってもよい価格を知りたい人
- 積水ハウスの注文住宅の価格を知りたい人
- 注文住宅を購入して生活が苦しくならないか心配な人
注文住宅の購入価格と年収倍率
年度 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 |
購入価格 | 4,513万円 | 4,472万円 | 4,418万円 | 5,085万円 | 5,359万円 |
年収倍率 | 6.67倍 | 6.09倍 | 5.67倍 | 6.51倍 | 6.67倍 |
まずは3大都市圏で注文住宅を購入した人の購入価格と年収倍率を統計データで見てみましょう。
国土交通省が公表している「令和2年度住宅市場動向調査」の結果によると、2019年度(2019年4月~2020年3月)に注文住宅を購入した人の購入価格は5,359万円、年収倍率は6.67倍となっており2018年度から2年続けて上昇傾向にあります。購入価格は土地と建物の購入価格の合計です。
住宅市場動向調査とは、今後の住宅政策の企画立案の基礎資料とすることを目的として、国土交通省が平成13年度から毎年度実施しているものです。
年収倍率とは、住宅購入価格が年収の何倍に相当するかを比率で表したもので、金融機関が住宅ローン申し込みの審査をするときに、融資の判断基準の目安にするために算出します。
一般的に金融機関が望ましいと判断する年収倍率は4倍~5倍程度と言われていますが、注文住宅の場合は年収の6倍~7倍の価格で住宅を購入している人が多いということですね。
- 一般的には、住宅の購入価格は年収の4倍~5倍程度が買いやすいと言われている
- 2019年度に注文住宅を購入した人の購入価格は5,359万円、年収倍率は6.67倍
積水ハウスの注文住宅の価格は?
皆さんは、積水ハウスの注文住宅の価格はどのくらいか気になりますか?
気になりますよね。
積水ハウスは2021年1月期の連結業績を発表しており、積水ハウスの注文住宅の1棟あたりの単価は2018年の3875万円、2019年の3,993万円、2020年は4,138万円と近年増加傾向にあります。
実際は家の大きさ、間取り、グレードによって大きく値段は変わりますが、実際に積水ハウスで家を建てている私の経験ではだいたいこれくらいかなという印象です。
積水ハウスは従来から高付加価値戦略を推進する経営戦略をとっており、暮らしやすい機能が備わった注文住宅を建設しているため他のハウスメーカーと比較すると高い傾向があります。
今後も高付加価値な住宅を提案して価格を引き上げていこうとしているようです。
私も積水ハウスで注文住宅を建設中ですが、他社と比較すると価格は高いなと思いました。
ですが、積水ハウスは業界のプライスリーダーなので大手ハウスメーカーで注文住宅を建設する場合は積水ハウスの単価と同じか若干安い価格帯になります。
- 積水ハウスの1棟当たりの単価は4,138万円
- 高付加価値戦略をとっているので他社と比較すると価格が高い傾向にある
- 業界のプライスリーダーなので大手ハウスメーカーで注文住宅を建設する場合は、積水ハウスと同じか若干安い価格になる
お金に関する不安を解消する方法

ここまでで、「注文住宅ってやっぱり高いんだな。」「自分の年収で注文住宅を購入して生活が苦しくならないかな。」と心配になったにお金に関する不安を解消する方法を解説します。
ファイナンシャルプランナーへ相談する
結論から言うと、ファイナンシャルプランナー(FP)に相談することでお金に関する不安を解消することができます。
ファイナンシャルプランナーは、私たち顧客から、収入・支出・家族構成などの情報を聞き、それを基に住居・教育・老後など将来のライフプランニングに即した資金計画やアドバイスを行う職業・職種、およびその職に就く者を指します。
私も注文住宅の予算を考えるにあたりFPに相談しました。相談するときには自分の年収、月々の支出、子供は何人つくる予定か、子供は私立か国公立のどっちに進学させるかなどの詳細な情報をFPにお伝えして、ライフプランをしっかりと作り込んでいきました。
お金のプロであるFPに相談してライフプランを作ることで、「将来必要となるお金」や「住宅購入に使ってよいお金」が明確になり不安を解消することができるようになります。
私も家族の生活が苦しくならない範囲の住宅資金が明確になったことで安心して注文住宅を購入することができました。
ライフプランは自分がどのような人生を歩んでいきたいか、自分の子供にどのような人生を歩ませえてあげたいかという考え方によって人それぞれ違います。
私は、これまで自分のライフプランをしっかりと考えたことがありませんでした。
家を買うというタイミングで自分や妻、子供の将来を考えて、私たち家族のライフプランをしっかりと描けたこと、そしてそのライフプランを妻と共有できたことはとても良かったなと感じています。
家を買うというのはほとんどの人にとって人生で一番高い買い物だと思います。なので、お金に関する不安を解消したいという方はFPに一度相談してみてはいかがでしょうか?
どうやって相談すればいいの?
ファイナンシャルプランナーに相談するには大きく2つ方法があります。
①ネット検索等で自分でFPを見つけて相談する
②ハウスメーカーから紹介してもらう
私の場合は、積水ハウスから紹介していただいたFPに相談しました。ちなみに相談料金は無料でした。
相談するときはハウスメーカーの営業担当者は同席せずに私とFPだけで相談していましたが、ハウスメーカーから紹介されたFPは、回し者が来そうで嫌だなと思う方は自分で探して相談してもいいと思います。
ハウスメーカーにFPを紹介してもらったからそのハウスメーカーで建てないといけないということはありません。
実際、私の相談したFPは積水ハウスからお金は一切受け取っていないので、相談しても積水ハウスで建てる必要はありませんよ!と言ってくれました。
なので、私としてはハウスメーカーから紹介してもらうのでもいいと思います。
- お金の不安はファイナンシャルプランナー(FP)に相談する
- ライフプランを作ることで、「将来必要となるお金」や「住宅購入に使ってよいお金」が明確になり不安を解消することができる
- ハウスメーカーに紹介してもらえば無料で相談できるところもある
まとめ
- 一般的には、住宅の購入価格は年収の4倍~5倍程度が買いやすいと言われている
- 2019年度に注文住宅を購入した人の購入価格は5,359万円(土地代含む)、年収倍率は6.67倍
- 積水ハウスの1棟当たりの単価は4,138万円(土地代除く)
- 高付加価値戦略をとっているので他社と比較すると価格が高い傾向にある
- 業界のプライスリーダーなので大手ハウスメーカーで注文住宅を建設する場合は、同じか若干安い価格になる
- お金に関する不安はファイナンシャルプランナーへ相談して解消するのがおすすめ
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