こんにちは、きくちゃん(Twitter:@kikuchan)です。
ハウスメーカーは、これから一生住み続けるあなたの大切な家を一緒に作っていくパートナーです。
世の中にはたくさんのハウスメーカーがありますが、その中からたった1社を選んで契約を結ばなくてはいけません。
たくさん悩んで「この会社なら、理想の家が建てられるはずだ!」と思って選んだはずなのに
- できると思っていたことが、急遽できなくなった
- 打合せで決めた仕様と異なる家になってた
- 予算内に収まると思っていたのに、オーバーしていた
というように、ハウスメーカー選びで後悔している人も少なくないようです。
この記事ではこんな疑問を解決します。
これから家づくりを始める人にとって非常に役立つのでぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。
やめた方がいいハウスメーカーの特徴 9選
人によって、ハウスメーカー選びの基準は異なるので一概に「このハウスメーカーが良くて、このハウスメーカーはダメ」と言い切ることはできません。
私にとって良くても、この記事を読んでいるあなたにとってはダメという可能性も十分あり得るので、私の体験談から、やめた方がいいハウスメーカーの特徴を紹介します。
もし、同じような特徴のハウスメーカーにあたったときは注意してくださいね。
それでは、やめた方がいいハウスメーカーの特徴を9つ紹介していきます。
- 営業マンに正直さが欠けている
- 契約を執拗に迫ってくる
- 会社の都合やサービスを押し付けてくる
- 不誠実な対応をする
- 他社の悪口を言う
- 財務状況が良くない
- 長期保証やアフターサービスがしっかりしていない
- 工事現場が汚い
- 身内や友人の会社
結論から言うと、こんなハウスメーカーで家を建てるのはやめた方がいいでしょう。
以下で、それぞれ詳しく解説していきます。
営業マンに正直さが欠けている
営業マンが正直でないと、顧客である私たちは適切な情報を得ることが難しくなります。
うちの会社であれば、なんでもできます!
全て大丈夫です!
全く問題ありません!
このように、耳障りの良いキレイな言葉ばかりを多用している場合、本来の性能や仕様を隠していて、正確な情報が提供されていないかもしれません。
正確な情報が提供されなければ、私たちは間違った期待を抱くことになります。
その結果、建物の機能や仕様に関する誤解が生じ、後になって予期せぬトラブルが発生するリスクが高まります。
正直な営業マンであれば、私たちの希望に合わせた最適な住宅プランを提案し、長期的な信頼関係を築くことができるでしょう。
参考に実際に起こったトラブル事例を紹介します。
- 窓がつくはずだったところに、契約後に「そこに窓はつきません」と言われた(友人談)
- 新築マイホームが『床下に水たまり』(毎日放送MBS 憤マン!2023年5月1日放送 動画あり)
- 完成した家の屋根の形が注文と違っていた(毎日放送MBS 憤マン!2023年6月26日放送 動画なし←なぜか削除されていました)
契約を執拗に迫ってくる
今日契約してもらえたら、特別に値引きさせていただきます!
今月は決算月だから安くできますよ!
今契約してもらった方が絶対にお得です!
という営業トークを駆使して、執拗に契約を迫ってくるハウスメーカーには注意した方がいいでしょう。
なぜなら、会社の営業成績やノルマに追われていて、自分の利益を第一に考えていることが多いからです。
自分の利益だけを追求していて、顧客のことはその次。顧客ファーストじゃない会社と理想の家づくりはできないと思います。
実は、私も某ハウスメーカーからこんな提案を受けたことがあります。
実は弊社の坪単価は年々上がってきていまして。近々値上げするかもしれないんです。
きくちゃん様は土地探しからのスタートですし、良い土地がすぐに見つかるとは限りません。
今、契約しておけば、値上げ前の値段で安く家を建てることができます!
間取りや住宅設備の変更は、後からいくらでも可能なので、今契約しておく方が得策です!
こんな提案をされたらどうでしょうか?
確かに、当時はウッドショックの影響で値上げが噂されていた時期でしたし、ハウスメーカーの坪単価が年々上昇しているという事実もありました。
うかうかしてたら、今よりも金額が上がってしまうかもしれない。
このハウスメーカーだって元々興味があったところだし、悪くない。
いっそのこと、今契約してしまおうか。
焦りと勢いで契約してしまいそうになりませんか?
もしかすると、私たちのことを思っての提案だったのかもしれませんが、当時の私は信用できず契約しませんでした。
適切な検討期間や情報収集を経ずに契約することは、後悔の原因となると思ったからです。注文住宅は大きな投資であり、慎重なプロセスを経て選ばれるべきだと思います。
繰り返しになりますが、契約を急がせる営業マンは、自分の利益を優先しており、顧客の利益を第一に考えていない可能性が高いためやめておいた方がいいでしょう。
会社の都合やサービスを押し付けてくる
顧客の要望を聞かず、一方的に会社の都合を押し付けるハウスメーカーもありました。
某大手ハウスメーカーの営業さんとの商談していたときの話です。
私は、そのハウスメーカーで家を建てた友人がいて、その家に遊びに行ったことがありました。デザインや性能はもちろん、アフターフォローも良いと聞いていたので、契約するかとても迷っていたハウスメーカーの一つでした。
しかし、私はそのハウスメーカーの営業マンと、どうしても相性が合わず、契約には至りませんでした。
最初にお伝えしておきますが、私の担当となった、この営業マンはとても優秀でした。
明るくハキハキ話す、会話のテンポも良く、質問に対する答えも的確。
FPや一級建築士の資格を持っていて専門性が高く、見た目もスマート!
「この人となら、理想の家づくりができる!」そう確信していました。
では、どこに問題があったのでしょうか?
それは、その営業マンが私たちの要望に一切耳を傾けず、とにかく押しが強いのです。
何度やめてほしいと言っても、家をZEH(ゼロ・エネルギー住宅)で見積を出してくるのです。
ZEHのメリットは知っていましたが、ZEH対応には6kwの太陽光発電、高効率エアコン(要するにちょっと高いエアコン)が必要で、費用が200万円程アップしてしまいます。
そうなると、どうしても私たちの予算をオーバーすることに・・・
ZEHにすると省エネで光熱費が抑えられますし、断熱性能も高まります!
ZEHにすれば補助金が出るかもしれません!
予算オーバーなのでZEH仕様をやめたいと何度言っても同じやり取りの繰り返し。
仮に補助金が出たとしても、予算オーバーであることに変わりはないにも関わらず、とにかくZEHをゴリ押ししてくるのです。
顧客の要望に耳を傾けてくれない(=自分の利益を第一に考えている)ハウスメーカーもやめておいた方がいいでしょう。
不誠実な対応をする
家づくりにおいて、あなたのパートナーであるハウスメーカー。
家づくりに限った話ではないですが、パートナーには誠意を求めたいところ。
しかし、中には不誠実な対応をするハウスメーカーがあります。
具体的には
- 連絡すると言ったのに一向に連絡してこない
- 約束の期日を守らない
- 嘘をつく
- 間違っていても、過ちを認めない
このような行為は誠実な対応とは言えませんよね。
不誠実なハウスメーカーはいざという時に、問題から逃げてきちんと対処してくれなかったりするのでやめておいた方がいいでしょう。
連絡をこまめにくれたり、約束をきちんと守って、期日までにしっかりと仕事をやってくれる。当たり前かもしれませんが、そういった誠実な対応をしてくれる方がお互い信頼関係が築けていいと思います。
他社の悪口を言う
他社の悪口を言うようなハウスメーカーははっきり言って論外です。
しかし、ハウスメーカーを検討していた当時、こういうハウスメーカーがかなり実在することに当時の私はかなり驚きました。
実際にあったやりとりがこちら↓
他はどこのハウスメーカーを検討されてるんですか?
御社以外では、A社とB社を検討しています
A社は見積書がぼったくりですよ。B社は〇〇が強いとか言ってますけどね、実際は大したことないですよ。その点うちは〜〜〜
と私と妻の目の前で、他社の悪口を言い始めたのです。
事実かどうかは一旦置いておいて、他社を陥れる営業は公平さやプロフェッショナリズムが欠如していると思います。
相手のいないところで、悪口を言う行為ははっきり言って最悪です。家づくりのパートナーとしては相応しくないのでやめておいた方がいいでしょう。
財務状況が良くない
財務状況が良くないハウスメーカーは倒産するリスクがあります。
ハウスメーカーが倒産してしまったら元も子もありません。
- 支払ったお金が返金されない
- アフターフォローが受けられない
- 困ったときに相談する人がいない
こんなことにならないように、財務状況が良くないハウスメーカーはやめた方がいいでしょう。
ちなみに、財務状況は株式を上場している大手ハウスメーカーであれば、自社の財務諸表を公表しているので調べることができます。
一般的には自己資本比率が40%以上であれば健全な財務状況と言われています。
ですが、株式を上場していないハウスメーカーも多々あるので、その場合は周囲の評判や営業マンにそれとなく聞くなどして倒産リスクがないか確認することを強くおすすめします。
長期保証やアフターサービスがしっかりしていない
長期保証やアフターサービスが不十分なハウスメーカーは、問題やトラブルに直面した際に十分なサポートを受けられない可能性があります。
家づくりを始める人の多くは、これから一生住み続ける家を建てるたいはず。
住宅は長期間にわたり利用されるため、充実した保証やアフターサービスを受けられることはとても重要です。
この点を軽視するハウスメーカーは、顧客に対する責任感が低いと思います。
私たちがトラブルに直面した際、適切な保証やサポートが得られないことは、大きな問題を引き起こす可能性があるのでやめておいた方がいいでしょう。
工事現場が汚い
工事現場の清潔さは、そのハウスメーカーの品質管理とプロフェッショナリズムを示す重要な指標です。
工事現場が汚いハウスメーカーの例として、建設工事中に散乱した建材やゴミが放置されている状態です。
汚い現場は、安全や品質への配慮が不十分であると言えます。建物の品質に影響を及ぼしたり、近隣住民への印象も悪くなる可能性があるため、工事現場が汚いハウスメーカーはやめておいた方がいいでしょう。
逆に言えば、清潔な工事現場は、安全や品質への配慮や適切な施工管理がされている証拠です。
身内や友人の会社
身内や友人が関係しているハウスメーカーもやめておいた方がいいでしょう。
身内や友人と家づくりを進めると
- お互い言いたいことがあっても、相手に気を使って言い出せない
- 言った言わなかったで揉めて険悪な関係になってしまったり
- 世帯年収などのプライベートな情報が知られてしまったり
このように、いざ問題が起きたときに今後の関係性が壊れてしまうからです。
プライベートな関係とビジネスの関係はしっかりと分けた方がいいと思います。
住宅の購入は、人生の中でも最大級の買い物なので、人に気を使っては必ず後悔します。そのため、ハウスメーカー選びでは、身内や友人の関わらないハウスメーカーを選びましょう。
ハウスメーカー選びで後悔しないためにやるべきこと
ここでは、ハウスメーカーを選ぶときの注意点を3つ紹介します。
結論から言うと、注意点はこちら
- 坪単価記事の情報だけで決めない
- キャンペーンや値引きだけで決めない
- 知名度で決めない
坪単価記事の情報だけで決めない
ハウスメーカーを選ぶときに坪単価は気になりますよね。
私もいろんなハウスメーカーの坪単価を調べて、参考にしていました。
しかし、実際に積水ハウスで家を建てた今感じるのは、「坪単価記事の情報は全くアテにならない」ということ。
なぜなら、坪単価はハウスメーカーで決まるものではなく、どんな家を建てるかで決まるからです。
つまり、坪単価が高いと言われる大手ハウスメーカーでもローコストハウスメーカーと同じ部材を使って家を立てれば坪単価は同じくらいになるんです。
ただし、大手ハウスメーカーで家を建てたいと考える施主は、コストよりも品質を重視する傾向が高く(当然、コストも重視しますが)、高品質な家を建てるには材料や設備の品質が総じて高くなります。
世帯年収が高めの人が家を建てる大手ハウスメーカーの坪単価が他社と比較して高くなるのは自然のことなので、坪単価だけで選ぶのはあまり意味がありません。
では、なぜこんなにも坪単価の記事が出回っているのでしょうか?
理由は3つあると思います。
- みんなお金のことは気になって仕方がなく、坪単価を検索して調べようとする。
- 記事を書く人は、坪単価記事を書けば多くの人に見てもらえるから坪単価の記事を書く
- 結果的に、意味のない坪単価の情報がネット上に溢れる
このような構図になっているんだと思います。
しかし、坪単価という数字はあなたの家づくりにおいてはそこまで役に立たないということを覚えておいてください。
なので、坪単価という情報だけでハウスメーカーを選ぶのはやめましょう!
キャンペーンや値引き率だけで決めない
キャンペーンや値引率だけで決めるのもおすすめしません。
前にも言いましたが
- 今日契約してもらえたら、特別に値引きさせていただきます!
- 今月は決算月だから安くできますよ
- 今契約してもらえたら、オプションの〇〇を無料にします!
と言った営業トークに流されて契約してしまわないようにしましょう。
正直、この営業トークのほとんどは「嘘」です。
どのハウスメーカーもキャンペーンは定期的に実施しているので、今しかないということはあり得ないからです。
早く契約を取りたい営業マンの常套句に惑わされないように気をつけましょう。
知名度で決めない
ハウスメーカーの中には、テレビCMをたくさん流して知名度向上を狙っている会社もあります。
しかし、知名度が高いからといっていい家ができるわけではありません。
どのハウスメーカーにも長所と短所がありますし、営業担当者によっても家の出来栄えが異なってきます。
色んな会社を比較検討して、最終的に知名度が高いハウスメーカーになるのはOKですが、後悔しないためには自分の目でしっかりと見極めて決めることが重要です。
ハウスメーカーを選ぶ時におすすめの方法
ここまで、ハウスメーカーを選ぶ時に注意することを紹介しました。
では、ハウスメーカー選びで後悔しないためにやるべきことを具体的に紹介します。
ハウスメーカーを選ぶ時には次の2つのことを必ずやってください
- 家づくりノートを作る
- 複数社を比較検討する
家づくりノートを作る
ハウスメーカーを選ぶ時には家づくりノートを作りましょう。
私たちが家づくりで失敗しなかった一番の理由は、家づくりノートを作ったからと言っても過言ではありません。
ハウスメーカー選びで後悔しないためには、あなたの理想の家のイメージを営業担当者と共有することが大切です。
家づくりノートを作るメリットとしては
このように家づくりノートを使ってハウスメーカーと打ち合わせをすれば、自分達の理想の家が、
- どこのハウスメーカーだったら建てられるのか
- いくらで建てられるのか
ということがわかります。
なので、注文住宅を建てる人は家づくりノートを必ず作ってください。
誰でも無料で簡単に作れますし、必ず役に立ちます。
家づくりノートの作り方はこちらの記事で詳しく解説しています。
複数社を比較検討する
ハウスメーカーを選ぶ時は、1社決めうちではなく必ず複数社を検討して相見積もりを取りましょう。
複数社検討することで、価格競争させるだけでなく、どのハウスメーカーが自分達にとって一番あっているか理解することも重要です。
実際、ハウスメーカーとしては一流だったとしても、担当になった営業マンと相性が合わないといったことも多々あります。
まずは無料の資料請求から始めてみてはいかがでしょうか?
複数社検討すべきといっても、対面でハウスメーカーと打ち合わせをするのは、多大な労力と時間がかかります。
私が家づくりを考え始めたときは、まず第一に住宅展示場に足を運びましたが、正直これはおすすめしません。
がっつり、捕まって1件あたり1時間以上話を聞かされたり、展示場で訪問したハウスメーカーから後日電話が大量にかかってくるからです。
小さな子供がいる家庭だと子供がずっと大人しくしてくれるわけではないので、ハウスメーカーの比較検討に費やせる時間は限られます。
なので、まず最初はハウスメーカーのカタログを見ながら「この家のデザインが好きだな」「このキッチンいいな」「LDKはこんな雰囲気にしたいな」など、夫婦でじっくり話し合いながら幅広く検討するのがいいと思います。
手順としては
- 資料請求して気になるハウスメーカーを3社くらいに絞る
- 気になるハウスメーカーの営業担当者と直接会って話を聞いてみる
- 最終的に1社に絞る
個人的にこの手順が最も時間を有効活用できるのでおすすめです!
資料請求サービスとしては、様々なサービスが存在するので好みのサービスを使っていただければOKです。
おすすめの一括資料請求サービス(無料)↓
LIFULL HOME’S:掲載されている住宅メーカー数が業界No.1
タウンライフ家づくり:間取り図、資金計画書、土地探しまで一括で依頼できる
まとめ
今回はやめた方がいいハウスメーカーの特徴を紹介しました。
家の出来はハウスメーカー選びで決まると言っても過言ではありません。
焦りやその場の勢いで選んでしまうと、後で取り返しのつかないことになります。
もし、あなたが検討しているハウスメーカーが今回の紹介した特徴に当てはまった場合は注意してくださいね。
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