2022年は家を買うな、家を買うなら2023年以降にしようと言われました。本当にそうなのでしょうか?
こんにちは、きくちゃんです。
最近、こんな声をよく耳にします。
現在、住宅ローンの超低金利が続いていて、マイホームを購入しやすいタイミングではあります。
しかし、2022年度はウッドショックや生産緑地問題、物価高などVUCAの時代を象徴するように今後の見通しがむずかしい状況と言えます。
実際、わたしの周りにもこれらの影響で被害を受けている人がいます!
本当に2022年は家を買うべきではないのか?、今やるべきことはなんなのか?について考えてみます。
これから家を買おうか迷っている人にとって、役立つ内容となっているのでぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。
それでは早速やっていきましょう!
2022年は家を買うな、家を買うなら2023年以降にしようと言われる理由
先ほども言いましたが、2022年は家を買うな、家を買うなら2023年以降にしようと言われています。
2022年に家を買うことを考えているなら、次の3つについて知っておきましょう。
- ウッドショックの影響
- 生産緑地2022年問題
- 歴史的な物価高
順番に解説していきます。
ウッドショックの影響
ウッドショックとは、世界的に木材の入手が困難になり、価格が高騰していることです。
きっかけは、アメリカでコロナ禍からの景気回復のため、住宅ローン金利を下げたことや、リモートワークの定着により、住宅需要が急増したためです。その後、世界中で木材の取り合いになり、価格は高騰し始めました。
日本でも、2021年3月頃から、住宅の柱や梁(はり)、土台などに使う木材の不足により住宅価格の高騰や住宅完成時期の遅れなどの混乱が生じています。
わたしの知り合いもウッドショックの影響で、7月に引渡し予定でだったはずが年末まで伸びてしまいました。
引渡し時期が遅れたことで
色々と問題が起きてしまっています。
ウッドショックは一体いつまで続くのでしょうか?
経済産業省のひと言解説によると以下のように言われています。
新築戸建住宅に利用される合板や製材、集成材の国内価格は、過去の水準からみると、非常に高水準で推移しています。
出典:経済産業省ひと言解説「どうなったウッドショック;価格の高止まりが需要を抑制?」
このことから、住宅設備や木材以外の建材等の価格上昇などとも相俟って、新築戸建住宅の取引需要が一定程度抑制されている可能性が伺えます。
つまり、ウッドショック前と比べて木材価格は依然高く、木材以外の物価高の影響もあり新築の需要は抑制されているということですね。
ウッドショックが終われば安く買えるのか?
ウッドショックが終われば、価格も元通りになって今より安く買えるんでだよね?と思われる人も多いのではないでしょうか?
残念ながら、一度値上げしたものを、値下げすることはないというのが住宅業界の暗黙ルールと言われています。
なので、長く待ち続ければ安くなるとは言えません。
生産緑地2022年問題とは?
2022年以降、生産緑地と言われる都市部の農地が一斉に売りに出され、土地の価格が下落するのではないかと言われています、
生産緑地が始まったのは1991年。当時はバブル経済の絶頂期で土地の価格が鰻登りに上がっていました。
都市部の宅地化を進めるために、都市部の農地にかかる税金を引き上げて宅地化にしようとした自治体もありました。
しかし、そうすると都市部の農地が減ってしまいます
そもそも、都市部に農地が必要なんだろうか?
実は、都市部の農地にもメリットがあるんです!
- 新鮮な農作物を供給できる
- 災害時の避難場所などに利用できる
- 農作業体験などの教育ができる
農地が一斉に宅地になると困るので生産緑地制度ができたのです。
30年間農業のために土地を使うなどの条件を付けることで、土地にかかる固定資産税や相続税の減税などの優遇を受けられるようにしました。
現在、三大都市圏の生産緑地は2019年で約12,200ヘクタールあり、約8割が2022年度に生産緑地に指定されて30年経過します。
生産緑地は、30年経過すると、市町村や他の農業希望者へ買い取ってもらえないか申し出ることができます。
ところが、実際はどこも財政が厳しくて買い手が現れることはありません。すると、今まで恩恵を受けていた優遇措置が解除されてしまうのです。
固定資産税は5年くらいかけて段階的に上がっていきます。しかし、農業収入は増えません。そうなると、体力のない農家は農業を続けることができないですよね。
じゃあ、農業をやめて子供や孫に相続しよう!と考えます。
そうすると、莫大な相続税がかかって相続人に迷惑がかかります。
自分で持っていてもお金がかかる、誰かに相続しても迷惑がかかる。
こうなると、いよいよ土地を手放すしかなくなります。
実際、子供や孫に迷惑をかけたくないという理由で代々受け継いできた畑を手放す人もいます。
このような理由で、一斉に生産緑地が宅地として出回り、土地の価格が下落して都市環境が悪化する危険性がある。これが、生産緑地の2022年問題です
ですが、2022年問題によって土地価格が下落することはありません。
なぜなら、国が既に対策を打っているからです。
申請すれば、10年間、営農を続けるなどの条件で、これまでと同じ優遇措置を受けることができる制度が導入されました。
なので、繰り返しになりますが生産緑地が一斉に宅地になり、土地の価格が下落する可能性は限りなく低いと考えます。
歴史的な物価高
最近、ニュースで物価高という言葉をよく目にするようになりましたよね。
わたしたちがお店で買うモノやサービスを受ける価格水準を示す消費者物価指数は4月以降、1年前と比べた上昇率が2%を超えました。
消費税の増税による押し上げの影響があった時期を除けば、約13年半ぶりの物価高だそうです。
電気やガス、食材、家電と、身の回りの様々な商品の価格が上がり、家計の負担が増しています。
物価高については、当面落ち着く兆しは見えていません。
家を買うベストなタイミングとは?
家を買うベストタイミングはいつなんだろうか?
「家を買おう!」と思うには、さまざまなきっかけがあります。
「家を買おう!」と思うには、さまざまなきっかけがあります。
ここでは、家を買うきっかけBEST3を紹介します・
①結婚や子どもの誕生
結婚したり、子どもが産まれて家族が増えると、今の家だと狭いと感じ、子供をのびのびと育てたいと考える人は多いです。
結婚してすぐに家を買うと、子どもが産まれたときに家の大きさがミスマッチになることがあるので、将来の家族構成を夫婦でしっかりと話し合っておくことを強くおすすめします。
②子どもの独立
子どもが産まれて家を買うと言うのは理解できるけど、子どもの独立もベストなの?
このように思われる人も多いのではないでしょうか?
このように思われる人も多いのではないでしょうか?
実は子どもが成長して家を出ていったら、逆に家が広すぎるわけです。
広いと掃除するのが大変だったりするので、小さくて利便性の良い家を買う人が多いんです。
③仕事がリモートワーク中心になる
コロナ流行に伴い、リモートワークが急速に浸透しました。
リモートワークを基本とした働き方にしたり、転勤を廃止するような企業も出てきましたよね。
働き方が変化したことをきっかけに家を買う人が近年増加しているように、ライフスタイルの変化をきっかけに家を買う人が多いと言われています。
今やるべきことは何!?
今はまだ買うのをちょっと待とうかな。でも、タイミングが来たらすぐに動けるようにしておきたいな。
わたしの経験をふまえて、今やっておくべきことを紹介します。
こんな人に今やっておくべきことを紹介します。
でも、タイミングが来たらすぐに動けるようにしておきたいな
こんな人に今やっておくべきことを紹介します。
理想の暮らしや家のイメージをする
まずは、理想の暮らしや家をイメージしてみましょう。
家づくりはスピード勝負となる側面もあります。条件の良い土地は早く売れてしまうし、引渡しが遅くなれば家賃の支払いも増えます。
わたしの場合、子どもが産まれて保育園の募集が始まる10月頃までに引渡しを終えたかったのです。しかも、妻が里帰り出産をする予定だったこともあり
保育園の転園ってむずかしいと聞くので…
しかも、妻が里帰り出産する予定だったので、限られた時間の中で、いかに効率よく打合せを進めていくか!という勝負でした
そこで、おすすめの方法が夫婦で家づくりノートを作ることです!
ノートにお互いの住みたい家のカタログ写真をスクラップして貼っていくことで視覚的にイメージを共有するんです。
頭の中のイメージをことばにして伝えるのってむずかしくないですか?
でも、このノートがあれば一目見ただけで伝わるので打合せでも絶大な効果を発揮します!
でも、このノートがあれば見ただけで伝わるので打合せでも絶大な効果を発揮します!
ノートのおかげで、わたしたちは営業マンもビックリするくらい家づくりをスムーズに進めることができました。
そして、何より夫婦でワクワク、楽しみながら作業できるのが1番の醍醐味なんです。
わたしは一度きりの家づくりを精一杯楽しんで欲しいと思っています。楽しみながら、ノート1冊あれば誰でも無料でできるのでおすすめです。
作り方はこちらの記事で詳しく紹介しています。
他にも予算を建てるために無料のFP相談などを利用してみても良いでしょう。
【まとめ】家を買ってはいけない時期なのか?
2022年はウッドショック、生産緑地問題、物価高など将来が予測しにくい問題が続いており家を買ってもよいか非常に判断しにくい状況です。
ですが、待っていたからといって状況が今より良くなる保証もありません。
家賃を払い続けるならば、少しでも若い時期に家を買っておいた方がお得とも考えられます。
将来のことは誰にもわからないので、家を買うきっかけができたときに買うタイミングではないかと思います。
それまでの間は準備期間と考え、夫婦で理想の暮らしをイメージしてみてはいかがでしょうか?
家を買うきっかけができてからやるべきことはこちらの記事でまとめています。
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